リプレイ [本2006]
コメント欄で紹介していただき購入。
あらすじ
死んだと思ったら記憶持ったまま大学生の頃の自分に。
未来の記憶を持って人生やり直しもの。
セーブしたところからやり直し的な感じで、最初は人生をサクサクと攻略して行きます。
そして、死んだらまた大学生時代から。
リプレイと言うかループと言った感じで大学生時代から人生を繰り返し。
何回繰り返すの?と言うぐらい繰り返すので最後どうなるのか全く予想もつかずなかなか楽しめました。
自分が同じ境遇だったらどうだろうとか考えてみた(というよりきっとこの作品読んだら誰でも考えさせられる気がする)のですが、何回リプレイしてもゲームばっかしてるような気がします。
薩南示現流 [本2006]
表紙買い。
刀振る速度が全ての示現流の剣客話が5篇。
■刀を速く振るポイント
1.左手は添えるだけ。
2.左ひじは動かすな。
3.朝3000回、夕8000回、毎日刀振れ。
示現流ですが、分かり易いです。
「敵より速く刀振れば、先に切れるから100%勝てるんじゃね?」
を実践した流派。
話はどれも大変興味深く楽しいのですが、台詞が薩摩弁?なので無学な私には8割ぐらいしか理解出来なかったのがちょっと残念。
例えばこんな感じ。
「とても、打ち込む隙はあいもはん。こらえったもんせ。拙き手のうちにて、はずかしかことでごわす」
剣客好きは読んで見るとこらえったもんせ。
ダ・ヴィンチ・コード [本2006]
てのひらの闇 [本2006]
作者買い。
あらすじ
課長大暴れ。
暗い過去を持つ課長が裏家業の人達を相手に暴れます。
藤原伊織の作品は先が全く読めなくて大好きです。
全ての作品を呼んだわけじゃないのですがどれもこれも共通するものがある気がします。
1.主人公が無茶をする。
2.でも、無茶する理由が希薄。
3.主人公が女性に好かれる。けどストイックで興味ないねという態度。
4.主人公に暗い過去がある。
この作品も何故か主人公である課長が風邪をひいてて熱があるって設定になっていて、
「そんな熱あるのに無茶しないで!」
的なことを言われながら無茶します。
これだけ書くと、無茶苦茶な話のように感じられるかも知れませんが、話はしっかり筋が通ってます。
大変面白かった。
不安な童話 [本2006]
センセイの鞄 [本2006]
六番目の小夜子 [本2006]
午前三時のルースター [本2006]
ねじの回転 [本2006]
表紙とタイトルから内容が想像がつかないので購入。
読んでみたら、タイムスリップ歴史改変もの。
「タイムスリップできるようになったぜぇ!」
「今をより良くするために過去を変えようぜ!」
「良いねぇ!過去改変!」
なんてことをしたら、やたら酷いことになってしまったので、
「やっぱり元にもどしましょう。」
と四苦八苦する話。
過去を元に戻す過程で、
データベースで言うところのコミットとロールバック
ゲームで言うところのセーブとロード
に似た概念(確定と不一致)があって、なかなか斬新でありました。
修復する出来事が「二・二六事件」なんで、近代史とか好きな人はより楽しめるかも。
自分は「二・二六事件」の知識が全くなかったけれど、そこそこ楽しめました。