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ねじの回転 [本2006]

ねじの回転―February moment (上)

ねじの回転―February moment (上)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫

ねじの回転―February moment (下)

ねじの回転―February moment (下)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫

表紙とタイトルから内容が想像がつかないので購入。

読んでみたら、タイムスリップ歴史改変もの。

「タイムスリップできるようになったぜぇ!」
「今をより良くするために過去を変えようぜ!」
「良いねぇ!過去改変!」
なんてことをしたら、やたら酷いことになってしまったので、
「やっぱり元にもどしましょう。」
と四苦八苦する話。

過去を元に戻す過程で、
データベースで言うところのコミットとロールバック
ゲームで言うところのセーブとロード
に似た概念(確定と不一致)があって、なかなか斬新でありました。
修復する出来事が「二・二六事件」なんで、近代史とか好きな人はより楽しめるかも。
自分は「二・二六事件」の知識が全くなかったけれど、そこそこ楽しめました。


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コメント 2

loderun

おお、「歴史改変モノ」は大好きなジャンルなので、是非読んでみようと思います。

僕のおすすめは、『リプレイ』(ケン・グリムウッド・新潮文庫)ですね。実は、Amazonで映画『バタフライエフェクト』のカスタマーレビューに類似作品として名前が挙がっていたことから知ったのですが。個人的には“大当たり”でしたよ。

あと、二・二六事件にタイムスリップといえば、宮部みゆきの『蒲生邸事件』がありますね。どうも宮部作品は冗長に感じてしまいます。
正直、苦手(笑)
by loderun (2006-04-11 12:04) 

ma505

>loderunさん
では自分は『リプレイ』を読んでみたいと思います。
『バタフライエフェクト』は機会がありましたら観てみます。いや、必ず観ます。

『蒲生邸事件』はタイトルと表紙の記憶があるのですが、たぶんまだ読んでいないと思います。読んでしばらく経つと内容を忘れてしまうので記憶がなんとも曖昧です。

宮部みゆきは、時代小説がとっても面白いと個人的には思っています。子供の頃に奉公に出されて苦労するとかそんな話ばかりなのですが、なんとも面白いです。
『幻色江戸ごよみ』とか3回ぐらい読んでると思います。
時代小説以外について言えば、冗長に感じてしまうと言うのは同意できる感じです。
このコメントを書いていて『ICO』を半分ぐらいまで読んで1年ぐらい放置しているのを思い出しました(笑)
by ma505 (2006-04-12 19:37) 

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