ヒートアイランド [本2005]
表紙とタイトル買い。
ストリートギャング VS プロの裏金強盗団 VS ヤクザ
の抗争もの。
全体通してストイックでハードボイルドなのであんまり突っ込みどころがありません。
映画に例えるとLOCKSTOCK & TWO SMOKING BARRELSの舞台を日本にして、ちょっとユーモア少なくしてファイトクラブの要素を足した感じのストーリー。
なかなか面白かった。
溺レる [本2005]
タイトルの「レ」だけがカタカナってところがポイント。
やっぱりシュールな話。
なんに溺レるのかというと「アイヨク」に溺れて「アイシテルンデス。」とロボっぽく連呼する話他、7編の短編。
吉田戦車が官能小説書いたらこんな感じになるのではと言う内容。
例えば、一行目からこんな感じ。
うまい蝦蛄(シャコ)喰いに行きましょうとメザキさんに言われて、ついていった。
なんで、シャコ?ねぇなんで?とか思ってニヤニヤするのは自分だけなんでしょうか。
ちなみに、伊藤整文学賞を受賞した作品らしいのですが、審査員もきっとシュールさ加減にニヤニヤしながら読んだに違いないと思います。
駿河城御前試合 [本2005]
ハル [本2005]
BRAIN VALLEY [本2005]
蛇を踏む [本2005]
タイトルから全く中身が想像できないので購入。
シュールな短編が3篇。
このシュールさは最近読んだ「龍宮」に似てるなぁと思ったら同じ作者でした。
芥川賞を取っているようですので、優秀な純文学らしいのですが、
もうこのシュールさ加減にニヤニヤしっぱなしです。
どうシュールなのかと言うと「ヌ・ギッツィーニ」と言う日記サイトの文章と似ている気がします。特に最初のころ(2004年あたりのログ)の文章のシュールな雰囲気が近い気がました。
この作品も「龍宮」も大変気に入ったので「川上 弘美」の作品を追っかけてみようと思いました。
画図百鬼夜行全画集 [本2005]
図書室の海 [本2005]
パーク・ライフ [本2005]
表紙が黄色くて目立っていたので購入。
この文章を書くために表紙眺めていて、帯びの「芥川賞受賞作」の文字に今気がつきました。
「芥川賞」の選考基準って何なのでしょう?と思って検索してみたら、
純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。主に無名もしくは新進作家が対象となる。
と言うことらしいので、この小説は優秀な純文学のようです。
短編が二つ収録されています。
□パーク・ライフ
あらすじ
仕事の合間に公園で休憩する習慣のある会社員が、電車内でちょっとした関わりを持った女性と公園でばったり会って知り合いになる話。
大雑把に書くとこれだけの話なんですが、すごく文章が読み易いのと、なんだか良く分からないのですが面白かったです。
□flowers
職場のちょっと変わった同僚とのやりとりの話。
パーク・ライフよりは遭遇する出来事が派手な印象。
これも、なんだか良く分からないのですが面白かったです。
結論:
優秀な純文学はなんだか良く分からないけど面白い。
流星ワゴン [本2005]
tracker's burrowさんのこの記事で紹介されていたことと、表紙の雰囲気が気に入ったので購入。
久々に本を読んで落涙しました。
親子愛ものに弱い方は読んで泣いたら良いと思います。