クチュクチュバーン [本2005]
表紙とタイトルの妖しさに思わず買ってみた。
読んでみたら、クチュクチュどころかグッチャグッチャの話でした。
3話の短編がまとめられた本なのですが、どれも人類滅亡のお話。
あらすじなんてありません。
■クチュクチュバーン
突然、人が奇怪な怪物になる病(あるいは現象)が流行。
体長20メートルになったり、目玉だけの怪物になったり、手が8本になってみたり、小さくなってみたり、シマウマと融合してみたり、多種多様な怪物になった人類がアボーン。
■国営巨大浴場の午後
空から無数のナッパン星人が降って来てアボーン。
■人間離れ
空から無数の卵が降って来て、緑色の巨大蟹お化けと、藍色の内臓お化けが孵ってアボーン。
小学生が見た悪夢を小説化したような荒唐無稽さ加減と、空からナッパン星人が降って来るなんてこれ以上絶望することったらないよね!という絶望感がたまらない一冊。
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