ヘビーメタルサンダー [ゲーム]
Runner's High!さんのこの記事で知ったゲーム。
気になっていたところに、1500円で新品が投げ売りされていたのを発見したので確保しました。
ちなみに、一時期スラッシュメタルばかり聴いていた時期があり、マーティ・フリードマンのクレジットがあったのも購入理由の一つ。
■このゲームの概要
公式ページを見るだけでお腹いっぱいになれると思いますが以下レビューです。
■ゲームの流れ
プラレス(説明書には『ロボレス』とありますが『プラレス3四郎』がかなりの高確率で元ネタであることが予想されるのでこの記事では『プラレス』と表記します。)が流行している未来世界で、プラレスチャンピョンを目指して、プラレス試合を勝ちつづけて行きます。
長いアニメ→セッティング→試合→長いアニメ→セッティング→試合…
こんな感じでゲームは進んで行きます。
■試合に必要なのは連射
乱暴に行ってしまえば試合は「ジャンケン」の繰り返しです。
「ガード」「ストライク」「グラップル」「ビート(必殺技)」
の中から制限時間内に一つ選びます。
敵より有利な選択してたら攻撃が成功。
必殺技出すのに、連射をする必要があるので連射用コントローラがあればスマートにゲームが楽しめることと思います。
でも、「世界一早いダウンピッキングを見せ付けてやる!」とか意味不明なことを叫びながらコントローラがぶっ壊れるほどに連射をかますのが、このゲームの正しい遊び方だと思います。
自分は連射用コントローラでスマートにプレイしました。
これだけ書くとつまらなそうなんですが、演出が派手なのでそれなりに楽しめます。
■変更できないロボットの顔
※ストーリーモード限定
最初の試合に勝つと、
「これから先、どの路線のロボットにする?」
と聞かれしたのような選択ができます。
・普通のロボット
・異常なロボット
男性型ロボ:頭が中年親父の親父仕様
女性型ロボ:頭がリアルな兎のバニー仕様
楽しげだからと言って安易に異常な方を選んでは行けません。
エンディングまで、頭がリアルな兎のロボットでプレイすることになります。
■太く短く
ストーリーバトルモードとランキングバトルモードと二つのモードがあるのですが
・ストーリーバトルモードのクリアに要した時間は3時間。
・ランキングバトルモードのクリアに要した時間は3時間。
スクエニらしからぬ短さなのですが、ラード油のようなコテコテの世界観では、このぐらいの時間が限界だと思いました。
このソフトはゲームがメインではなく、アニメシーンがメインです。
ストーリーバトルモードをアニメシーン飛ばしてやると1時間ぐらいでクリア出来てしまうと思います。
■声がアムロ
主人公の声がアムロです。
■熊田曜子
各モードをクリアすると、ムービー観賞のメニューに「おたのしみ」の項目が現れ
ロッカー風衣装を着てギターを持った熊田曜子がシュールな言動をする
ムービーがいっぱい見れます。
ゲームとは直接関係がないのですが、私はこのムービーを見たときに物凄いデジャブにおそわれました。
なんでこんなムービーでデジャブが。
不安な気持ちになりました。
■演出はバカなんだけど豪華
作っているのがスクエニなので絵面は豪華で綺麗です。
でも、演出はバカ一辺倒(誉め言葉)であり素敵です。
■まとめ
制作者の好きなものをありったけ詰め込んで強引にまとめてる感があるゲーム。
企画が通ってしまったこと自体が奇跡。
天下のスクエニからこのようなゲームが出ることは最初で最後であると予想されることが残念でなりません。
おおっと、ご紹介ありがとうございました。
このゲームでプロデューサーを務めたのは、『鈴木爆発』や『疾走、ヤンキー魂。』を手がけた安藤武博氏。昔から変なゲームを作っている方です。
「天下のスクエニからこのようなゲームが出ることは最初で最後」なんてことは無いと思いますよファイナルファンタジーXIIで儲けた分を、きっと次なるバカゲーに注ぎ込んでくれると僕は信じています(笑)
by loderun (2006-03-13 18:58)
>loderunさん
niceありがとうございます。
このゲームでスクエニの懐の深さを思い知った感があります。
>ファイナルファンタジーXIIで儲けた分を、きっと次なるバカゲーに
FFシリーズやドラクエが売れているからこそ、無謀な挑戦ができる余力があるってことですね。スクエニを信じようと思います。
ヘビーメタルサンダーは、舞台設定とおバカなんだけれど無駄に派手な演出に頼ってる感じがして、システム面で目新しいものが無かったのがちょっと残念でした。
次は「こんなゲームやったことない」と思えるようなシステム面からおバカなゲーム(例えば塊魂のような)に挑戦して貰いたいと思いました。
by ma505 (2006-03-16 00:40)