蚊トンボ白髭の冒険 [本2005]
作者買い。
面白かったです。
あらすじ
主人公に蚊トンボが取り憑いて、特殊能力を身に付ける。そんなときにトラブルに巻き込まれるけど、身に付けたばかりの特殊能力で強引に解決。
全くなんの前知識もなく読み始めたのですが、いきなり主人公に蚊トンボが取り憑いて特殊能力ゲットと言う無茶苦茶な昔のジャンプ漫画に近い展開におったまげました。
「何この流れ。」とつぶやいてしまいたくなる程です。
後はひたすら先の読めない展開。
なんで蚊トンボが取り憑くと言う発想が生まれたのかがさっぱり分かりません。
身に付ける能力も全く蚊トンボと関連がありません。本当に微塵もありません。
このシュールな感覚、漫画の「寄生獣」を思い出しました。
あと、能力を使う際の注意事項や制限事項があるのはJOJOのスタントっぽいです。
それでいて、着色がハードボイルドなもんだから、こんなの今まで読んだことないと非常に新鮮な印象を受けました。
主人公は蚊トンボに取り憑かれた水道管工事士。
ヒロインはアル中の家電業界ライター。
謎の隣人は資産管理の達人。
敵はインテリやくざと、元体操選手のプログラマ。
登場人物を並べるだけで、話の先の読めなさ感が伝わると思います。
ちょっと変わったテイストの活劇ものが読みたいという方にお勧めの本です。
2005-08-04 22:35
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